「虫歯や歯周病(歯槽膿漏)が原因で、戦国武将が本来の力を発揮できなかった」という話を聞いたことはあるでしょうか?
いつの時代においても健康は、すべての活動の土台となります。
今回は、歴史好きである野口院長にインタビューします。
歴史上のエピソードから、健康の重要性を解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
武田軍は福利厚生に力を入れていた?

野口院長は歴史が好きと伺いましたが、どの時代がお好きなんですか?

私が好きなのは、戦国時代ですね。
多くの戦国大名が、限られた資源を使って戦略を立てていたところが面白いです。
戦いにまつわる裏話が多いのも魅力といえます。

野口院長が、特に印象に残っているエピソードはありますか?

武田信玄の軍は、兵士を治療するバックアップ体制が整っていたそうです。
戦力をそろえるだけでなく、医療体制を整えたり保存食を用意したりして、戦いに備えていたんだとか。
信玄は「癒すことこそ、戦力を担保すること」だと考えていたのではないでしょうか。

戦場だけでなく、後方での医療ケアにまで気を配っていたのがすごいです!
ちなみに、当時の人たちは、どうやって歯のケアをしていたんでしょうか?

よい質問ですね!
昔から、歯の健康は大きな問題でした。
戦国時代の人々は、矢作や塩、灰などを使って歯を磨くことで口腔ケアを行っていました。
現代ほど技術や道具は発展していませんでしたが、ある程度の口腔衛生は保たれていたんだそう。
なお、虫歯予防や身分を示すために「お歯黒」が行われたのも戦国時代です。
※矢作(やはぎ):柔らかい植物の小枝を噛み、歯を磨く方法

自然素材を利用した歯磨きでケアしていたんですね!

ほかにも、庶民は歯が痛くなると、神仏に祈る「おまじない」をしていました。
東京や大阪、京都など古い城下町には、今でも歯の神様や歯痛地蔵が残っています。
また、当時は麻酔がなかったので、ひどいむし歯はそのまま抜いていたとも言われています。

歯の痛みは、本当に深刻な問題だったんですね……。

ですから、兵士のバックアップ体制の中には、歯科治療も含まれていたと思います。
いくら屈強な武士でも「歯が痛くて眠れない」「噛めないから十分に食事がとれない」という状態では、本来の力を発揮できませんから。

確かに、歯の健康は戦う士気に関わると思います。
歯の痛みに耐えながら戦うと、力も半減しそうです。

治療を重視し、兵士のための福利厚生を整えている点が、武田軍の強さの秘訣だったのかもしれません。
「何かを成し遂げるには、まずは土台となる健康から」という考えは、いつの時代も変わりませんね。
まとめ
今回は、歴史好きである野口院長にインタビューしました。
昔も今も「歯が痛くて集中できない」「しっかり噛めない」という状態では、仕事や生活において本来の力を発揮できません。
歯においては毎日のケアはもちろん、定期健診を受けることも大切です。
野口歯科医院では、一人ひとりに寄り添った治療を提案しています。
光善寺で歯科医院をお探しの方は、ぜひ野口歯科医院にご相談ください!


