「家族が病気で通院が難しいけれど、歯科治療を受けさせてあげたい」
「訪問診療って何?どうすれば利用できるの?」
など、ご自宅での医療ケアについて、不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。
今回は、訪問診療に力を入れている野口歯科医院の院長にインタビューします。
訪問診療の基礎知識を解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
訪問診療とは?

野口歯科医院は、訪問診療に力を入れているそうですね!
そこで今回は、訪問診療の基礎について、野口院長にお話を伺っていきたいと思います。
初歩的な質問になりますが、そもそも訪問診療って何なのでしょうか?

訪問診療とは、病気や障害などで通院が難しい患者さんのもとに医師が訪問し、治療を行うことです。
「歯医者に行けないから、もう歯科治療は受けられない」と諦めずに、訪問診療を活用して、お口の健康を保ってほしいと思います。
参考URL:地方創生|往診・訪問診療とは

病院は通院するもの、というイメージでしたが、訪問診療という選択肢もあるのですね。
訪問診療を希望する場合、どこに相談すればよいのでしょうか?

まずは、担当のケアマネージャーさんに相談するのがおすすめです。
基本的に、ケアマネージャーさんは、お住まいの地域で訪問診療を行っている歯科医院の情報を把握しています。
相談すれば、歯科医院を探す手助けをしてくれるでしょう。

担当のケアマネージャーさんがいないときは、どうすればよいでしょうか?
かかりつけ歯科医に相談しても問題ありませんか?

訪問診療には、介護保険などが関係してきます。
そのため、担当のケアマネージャーさんがいないときは、お住まいの自治体にある介護課に相談してみてください。
かかりつけの歯科医に相談してもよいですが、その医院が訪問診療に対応していない場合もあります。
たとえば、枚方市で在宅の歯科治療を受けたい場合は、枚方市歯科医師会内にある「枚方市在宅歯科ケアステーション」に相談するのも方法のひとつです。
参考URL:枚方市歯科医師会|訪問歯科診療

なるほど、まずは自治体か、担当のケアマネージャーさんに相談すればよいのですね!
最後に、訪問診療を利用するメリットについて教えていただけますか?

一番のメリットは「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を予防できること」だと思います。
誤嚥性肺炎とは、口腔内の細菌を誤嚥(ごえん)することで発症する肺炎です。
特に高齢者の方にとっては、命にかかわる深刻な病気です。
訪問診療を利用して専門的なケアを受けることで、お口の中を常に清潔に保てます。
これにより、誤嚥性肺炎になるリスクを減らせるでしょう。
また、ご家族だけでは気づきにくい口腔機能の低下なども、専門医のチェックにより早期に発見できます。
- 訪問診療とは
→病気や障害などで通院が難しい患者さんの自宅に、医師が訪問して治療を行うこと - 訪問診療の相談先
→担当のケアマネージャー、または自治体の介護課に相談する - 訪問診療のメリット
→口腔内を清潔に保つことで、誤嚥性肺炎のリスクを減らせる
まとめ
今回は、訪問診療に力を入れている野口歯科医院の院長にインタビューしました。
訪問診療とは、外来が困難な方のご自宅に医師が訪問して、治療を行うことです。
訪問診療を希望する場合は、まず担当のケアマネージャーさんか、お住まいの自治体の介護課に相談してみましょう。
高齢者医療に強みを持つ野口歯科医院では、訪問診療も積極的に行っています。
光善寺で歯科医院をお探しの方は、ぜひ野口歯科医院にご相談ください!